リベルサス®は、厚生労働省が2型糖尿病の治療薬として承認した飲むタイプのGLP-1受容体作動薬で、2021年2月より販売が開始された減量治療(ダイエット)薬です。
日本では3mg・7mg・14mgの3つの規格があります。
GLP-1とは、もともと体内にある食事をとると小腸から分泌されるホルモンで、「血糖値のコントロール」「食欲を抑制する働き」があります。
従来のGLP-1製剤は注射のみでしたが、リベルサス®は、GLP-1受容体作動薬で世界で初めての経口薬として誕生しました。
リベルサス®は日本では糖尿病治療薬として保健適応がありますが、肥満治療(ダイエット)薬としての保険適応はないため、自費診療となります。
※リベルサス®の購入には、医師の診察が必要です。
リベルサス®(ノボ ノルディスク ファーマ株式会社)WEBサイト >>>
リベルサス®の特徴
- 食欲そのものが抑えられるため体重コントロールが行いやすい。
- 1日1回1錠の服用なので忙しい方でも継続しやすい。
リベルサス®錠の服用方法
毎日朝食前の空腹時に1錠をコップ約半分の水(約120ml)で服用します。
服用後30分は、飲食や他のお薬の内服はできません。
※リベルサス®は、正しく服用しないと体に吸収されないため効果が出にくくなります。
●主な副作用
- ・吐き気や胃のむかつき
- ・便秘
- ・下痢
- ・低血糖症状(どうき、ふるえなど)
症状が長く続く場合は医師にご相談ください。
リベルサス®錠の服用が出来ない方
- 妊娠中(妊娠の可能性がある)、授乳中の方
- 糖尿病治療中の方
- 膵炎の既往のある方
- 胃摘出術を受けた方
- 腸閉塞や重度の胃腸障害のある方
- 低血糖を起こす恐れのある方(脳下垂体機能不全、副腎機能不全、過度のアルコール摂取者、激しい筋肉運動をする方)
- 日本肥満学会の定めた基準で低体重に該当する方(BMIが18.5未満の方)
*BMIとはBody Mass Indexの略で「体重(kg)÷身長(m)2」で計算されるものです。 - 甲状腺の薬を内服されている方も服用できない場合があります。
価 格
リベルサス®は、保険適応外のため自費診療扱いとなります。
3mg | 7mg | 14mg |
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30日分 9,900円 |
30日分 19,800円 |
30日分 29,700円 |
【リベルサス®錠服用についての注意事項】
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
リベルサス®は、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。